【ドラマ感想】『必殺仕事人2019』

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毎年恒例。

年に一度のお楽しみ。

『必殺仕事人』。

今年は『必殺仕事人2019』。

いいよね、わかりやすい。西暦入ってて。

私、和暦好きなんだけど、和暦入ってたらパニックだもんね。

 

それはそうと。

今年も昨日、2019年3月10日(日)に放送があった。

 

レギュラーの面々に加え、新レギュラーとして、キムラ緑子が、

”婿殿”の義理のおばさまということで登場。

いい味出してた。

 

ゲストは、今飛ぶ鳥を落とす勢いの若手・伊藤健太郎(弥吉役)と飯豊まりえ(おたね役)、そして重鎮・西田敏行(上総屋清右ヱ門役)。

 

全体としてはいつも通りで、落ち着いてみられたものの、毎年恒例の、前年の事件などを下敷きにしたような話は一切なし。

途中「U.S.A」を踊る松井玲奈がみれたくらい。

 

個人的にはもったいないなと思った部分があるのですが、その前に。

 

知念(リュウ)の立ち位置をなんとかしようよ…。

もともと、

大倉忠義関ジャニ∞

田中聖(元KAT-TUN

知念侑李(Hey!Say!JUMP)

と繋いできた、あからさまなといっては申し訳ないが、正直どこからどうみてもジャニーズ若手枠。

 

前任者2人も特にキャラクターが定まっていたとは思えないんだけど、

今の知念のキャラクターはなんとも言えないのに、目立つ感じなのがどうにも気になる。

 

先に言っておくと、彼が悪いわけでは決してないし、彼には彼の魅力があるんだろうから、そのあたりはいいんだけど、問題は制作側だよね。

 

何が気になるって、表の顔がめちゃくちゃいい人、それもすこぶるいい人で描かれるんだけど、仕事人としては結構あっさりしているのが気になる。

彼なりの葛藤とかもない。

表の顔が嘘の顔なら、仕事を受けるときに本当の顔を出さなきゃいけないし、

表の顔が本当の顔なら、裏の顔を持つ彼は苦悩すると思うんだよね。

その辺りの詰めが弱いなと。

 

「その人のキャラのままでいい」という方向なのかな?という感じがしないでもない。

その方が役作り的なことをしなくていいしね。

 

もう少しキャラクターを詰めていいと思うし、この程度の詰めでいくなら1、2話(1、2年)でお役御免にならないと、話がどんどん薄まっていくんだよね…。

これは、後から入ってきた遠藤憲一(瓦屋の陣八郎)にも言えることなんだけど。

 

 

さてさて。今回のお話。

今回楽しみにしていたのは、なんといっても伊藤健太郎

いい顔してるよね、彼。

アシガール』の若君のときは、ん〜…ちょっとイメージと違う?という気もしたけど、今後いい役者になるだろうなぁと思う若手俳優の1人。

 

今回彼は、いわゆる「ダークサイドに堕ちるアナキン」だったのだと思うけど、

如何せん、その筋が弱すぎた。(スターウォーズ知らない人がいたらごめん。)

それと、アミダラの立ち位置になるであろう飯豊まりえは一体なんだったんだという疑問。泣くか、彼の名前を呼ぶかしかしていなかった印象。

 

弥吉がなぜダークサイドに堕ちていったのかが今ひとつ掴めなかったんだよね。

追い詰められてはいっているんだけど、どこからどうみても彼は「精神的には被害者」であって、闇堕ちする描かれ方ではなかったと思う。

おたねとの関係も曖昧(婚約者ってだけ)で、おたねがなぜあんなに弥吉にこだわるのかもよくわからないし、最終的に彼女が仕事人に依頼するんだけど、あの描き方だと「手ひどく振られた女の恨み」ってだけで、なんか、今ひとつ。今二つ。

 

闇堕ちしてしまった婚約者を止めて欲しい…!

止めるにはもう仕事人に頼むしかない…!

っていう悲壮感みたいなのはなかったなぁと。

 

あと河合我聞(須賀連暁役)はなんだったんだろう。

ただの先生だったけど…。

別に弥吉の本性を見抜いていて…とか、実はおたねに懸想していて…とかもなく。

とにもかくにも都合よく出てくるだけ。

 

村杉蝉之介や、猪野学近藤芳正に関してはもう死に損だよ。かわいそうに。

おいしかったのは、オープニングの小手伸也のみ。

 

2時間という時間は、この作品にはちょうどいいと思うんだけど、配分が変だった。

いつもと違う形にしようとはしたんだろうけど、「仕事人」の仕事は、所詮暗殺業だから、そこをドラマ内に2回持ってきたのはどうかと思うのよね。

 

だって、あそこ見せ場じゃん。

 

それを真ん中よりちょっと前に1度もってきちゃうとさ、締めの見せ場の尺をとっても(暗器の準備をしている面々を映しても)、結局やることは同じじゃんてならない?

 

仕事人たちが主演なわけだから、そちらを映さないという手はもちろんないんだけど、仕事人だけでは話が回らないわけで。

そうすると、色味を出すのは各話のゲストたちの動向なんだけど、それの見せ方がうまくなかったなって思った。

 

『必殺』には、やっぱり最後は切なさとか、人の世の遣る瀬無さみたいなのが欲しいんだけど、あの最後だと、ヒガシが言っていたように

「男を見る目がなかっただけ」

って話にしかならない。

で、そこで出てくる河合我聞。

なんでだ。なぜお前はそこにいる。

 

まぁ、なんだかんだ言っても、2020もしっかりみるんだろうな。