ボヘミアンラプソディーと、フレディと、音楽の話

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昨年末に公開し、ヒットし続け、とうとう興行収入100億円を突破したそうだ。

映画『ボヘミアンラプソディー』。

 

私も観に行った1人ですが、別に泣きはしなかった。

特に泣くようなシーンはなかったと思うんだけど、こればっかりは人それぞれなのでね。

最後のライブエイドで結構くるのかな?

 

私が生まれた頃にフレディが亡くなっているので、全盛期はまったく知らない。

……が、学生時代バリバリバンド活動をやっていたということもあり、クイーンもよく聴いたし、カバーもしました。

 

私の中のクイーンNo. 1ソングは、映画のエンディングでも使われている、

「Don't stop me now」。

どうしても元気が出ない時にこれを聴くと、なぜかやる気になる笑

なんでだろう。

 

元々、母がクイーンの大ファンだったこともあり、昔からよく聴いていたし、話も聞いていたので、映画の内容自体には全く驚きはなかった。

映画を観て、クイーン(特にフレディ)の日本好きや、フレディの性的指向など初めて知った!と驚いていた方もいらっしゃったらしいので、有名な話じゃなかったんだ!と逆に驚いたり。

 

 

クイーンは4人全員が曲を書くことで有名だし、実際、映画の中でも「あー!あの曲!」という曲の作曲風景がいくつも描かれる。

 

映画のタイトルにもなっている「ボヘミアンラプソディー」。

”ロック×オペラ”という、斬新な曲の方に注目が行きがちなこの曲。

リアルタイムで聴いた、当時音大生の母も「なんじゃこりゃー!」と思ったそうな。

 

 

 

性的指向の自認っていうのは、早い人だと幼稚園くらいの年齢から、好きになる子がいて〜とか、なんとなく自認していく部分もあるのかなと思うし、多感な時期になれば否応無く、自分の性的指向を目の前に突きつけられるものかなと、自分の人生を通して実感している。

 

映画の中で、フレディがメアリーにカミングアウトするシーン。

「僕はバイなんだ」と言ったフレディに対して、

「貴方はゲイよ」と返すメアリー。

 

実際、フレディは1976年にメアリーにカミングアウトしたそうで、「ボヘミアンラプソディー」の発表は1975年。

個人的にはとっくの昔に自認していた”事実”を、自分の中では受け入れているけど、カミングアウトするには相当な心の壁があったのかなと感じた。

今の時代ほどのオープンさは、世の中にもなかっただろうし。

 

歌詞というものを書く人たちーー特に自分で書いて自分で歌う、シンガーソングライターといわれている人たちーーは、自分の中から出てくる言葉を紡いでいるでしょ。

自分が見たり、経験して感じたことだったり、自分が読んだ本から影響を受けたり。

自分の中にない言葉は生み出せないと思うんだよね。

 

一青窈さんも昔言ってた。

「私はバイクを盗んだこともないし、学校の窓ガラスを割ったこともないから、ああいう歌詞は書けません」って。

 

その通りだなって思った。

尾崎豊自身は、ちょっとやんちゃしてたような時期の心を歌ったのだと思うし、ずば抜けたセンスの持ち主だと思う。

一青窈も独特な世界観を持っているけど、彼とはまた別。

椎名林檎だって、aikoだって、桑田佳祐だって。

いろんな天才がいるけど、基本自分のベースにないことは書けないと思うんだよね。

 

この曲は、映画にもあった通り、フレディが作った曲。

歌詞のチョイスが自分の中から出てくるのだとしたら、「ボヘミアンラプソディー」は、フレディの苦しさを歌ったのかなと感じたり。

 

(歌詞抜粋)

Mama, just killed a man

Put a gun against his head

Pulled my trigger, now he's dead

Mama, life had just begun

But now I've gone and thrown it all away

Mama, ooo,

Didn't mean to make you cry

If I'm not back again this time tomorrow

Carry on, carry on

As if nothing really matters

 

Too late, my time has come

Sends shivers down my spine

Bodys aching all the time

Goodbye everybody I've got to go

Gotta leave you all behind and face the truth

Mama, ooo,

I don't want to die

I sometimes wish I'd never been born at all

 

 

どんなに気心知れていても、なかなか他人には打ち明けられないという、心の壁をスクリーンから感じた時、今までなんとも思っていなかった「ボヘミアンラプソディー」の歌詞が、立体的になったといいますか。

 

「人を殺してしまった」と歌われているその”人”は、今までのフレディ自身なのかなとか。

 

「もし自分が戻らなくても、何もなかったように…」といっているのは、今までの”表向きの自分”はもう戻ってこない(自分は本当の自分を知った)っていうメッセージなのかなとか。

 

「生まれてこなければよかった」っていうのは、当時の本音なんじゃないかなとか。

 

 

そんなことを考えながら歌詞をながめていたらグッときたよね。

フレディは苦しかったのかなって思った。

確信をもったことも、そうである自分自身も。

 

私は、「Carry on, carry on〜」の部分が好きというか、ぞくっとするんだけど、なんでかなって考えたら、フレディが泣いているように感じたから。

苦しさを、なんとかしたいってもがいているように感じたから。 

 

 

実はね。

ライブエイドのブルーレイを購入したんですよ。

えぇ、えぇ、ミーハー心ですとも。なんとでも言いなさいな。

 

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音楽好きとして、生で観てみたかったバンドの1つ。

クイーン。

 

時間作ってゆっくりブルーレイみようっと。